道具について



羊やイタチなどの毛を束ねて作ってあります。
太いものから細いものまで様々な種類があります。




墨をするための道具で、素材は石です。




硯・筆・紙・墨の4つを、
文房四宝(ぶんぼうしほう)といいます。

各自の名前を刻しています。完成した作品に押します。



書体について

楷書

一画一画を続けずに、筆を離して書く。方形に近い字形である。横線は、筆の打ち込み、中間の線、筆の止めがはっきりしていることが多い(三過折)。現在では漢字のもっとも基本的な字形であるといえる。


行書

行書は隷書の走り書きに興る。行書は草書と楷書の中間的な存在であるが、明確な線引きは不可能である。草書に比べて厳格な書体、楷書に対して砕けた書体という感覚的な違いで大まかに分類される。





草書

速く書くことができるように、同じく漢字の筆書体である行書とは異なり、字画の省略が大きく行われる。文字ごとに決まった独特の省略をするため、文字ごとの形を覚えなければ書くことも読むこともできないことが多い。実際は隷書の時代からあったが、一般に使われたのはそれから数百年の月日が過ぎてからである。また、書家による違いが大きい場合もあり、例えば「書」という字は楷書体では1通りの書き方であるのに対し、草書体は幾通りかの書き方がある。

隷書

左右の払いで波打つような運筆(波磔)をもち、一字一字が横長であるのが主な特徴。





篆書

方形を志向しているものが多い。文字の形は天地が長い長方形の辞界に収まるように作られる。点画は水平・垂直の線を基本とし、円弧をなす字画はすみやかに水平線・垂直線と交差するように曲げられる。画の両端は丸められ、線はすべて同じ太さで引かれる。
このため金文と違って上下左右の大きさのバランスが整っており、極めて理知的で謹厳な印象を与える文字に進化している。一方曲線を主体とするため有機的な趣きを併せ持ち、独特の雰囲気を持つ書体となっている。
公式書体としての歴史は極めて短かったが、現在でも印章などに用いられることが多く、「古代文字」に分類される書体の中では最も息が長い。

参考:Wikipedia  

そのほか

臨書

手本を見ながら書くこと。形臨、意臨、背臨の方法がある。

形臨(けいりん)

字形を真似することに重点を置いて書く。手本にできるだけ忠実に字形や用筆法だけを模倣する。




意臨(いりん)

筆意(ひつい、筆者の意図)を汲みとることに重点を置いて書く。作品が生まれた時代背景や作者の生き方、精神性まで模倣する。

背臨(はいりん)

手本を記憶した後、手本を見ないで記憶を頼りに書く。その書風を自分のものとして他の作品にも応用していく。




法帖

紙に筆と墨で書かれた書蹟のうち、保存・鑑賞・学書用に供するために仕立てられたもののこと。

参考:Wikipedia